前回 主導権を握るために4つ要素がある事を書きましたが、一つ目は 「ボールによる」でした。
そして二つ目は「パスしたら動く」。
石小の子供を長く見ていてこれが一番難しいのではないかと思います。
パスはするけどどこに動いて良いのかがわからないので動けないでいる感じ。ここを教えてあげたいと思うのですが意外に難しい。
画用紙に木を書いてと言えば子供は木を書くのですが、何でも良いから書いて良いよと言うと迷ってしまって書けないのと同じように、サッカーはグランドの中でどこに動いても良いのでただ動けと言っても中々理解出来ないのだと。
実際にどこに動いて欲しいのか、「スペース」へ動いて欲しいのです。サッカーのグランドの中の空いている場所を見つけてパスをしたら空いている場所へ動く事を知ってもらいたいのですが、ボールと関係ないところへ自分がいて良いのだろうかとか、コーチに場所が違うなど言われて迷ってしまうケースが大半なんです。当たり前ですよね解らないのですから。
責任は教えている方にあると思います。しかし刻一刻と流れているプレーの中でスペースというものが何処なのか指摘をするのが難しく、今はこっちだけど次はあっちとなってしまい教えて上げられるのは感覚的なことになってしまうのです。
そこで主導権を握るための三つ目「周りを観る」
ボールに寄る、パスしたら動くを行なう為には 周りを観ることが重要になってきます。
仲間が何処にいるのか、相手はどこか、どうしたら相手に取られないかなど 観て感覚で理解して欲しいと思うのです。
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よっしー (金曜日, 18 11月 2011 15:11)
ファーストタッチの大切さ、周りを見ることの大切さ、状況判断の大切さ、実際プレーしてみたり、外から見てるとひしひしと感じます。これを感覚でできるようになるこども達は本当にすごいなといつも思います。
どうして上手くいかないんだろう、どうしたらいいんだろう?と考えるようになったとき、たくさん実践を積む中で感覚が磨かれていくのでしょうね。